骨密度【正常値/平均値】

骨密度.COMでは骨密度数値(BMD)の年齢別正常値・平均値・基準値(YAM)について初心者向きにわかりやすく解説しております。骨密度測定検査を行う方、また骨密度についてお調べの方のご参考となれば幸いです。

【骨密度と運動の関連性】

運動が骨の成長を促すのは本当か?

骨密度は、運動によっても密度を高める事ができることが確認されております。

これは、骨が筋肉などの細胞組織同様、一定の負荷を受けることで、強く成長する性質をもっている為です。

寝たきりの方の骨密度が低下してしまうのは、この骨への負荷の減少も原因のひとつなのです。

成長期の子供の場合、運動をしている子供の方が身長が伸びやすいと言われてきた原因のひとつにも、この骨への刺激が原因となっていると考えられております。

関節に負担をかけるような過度な刺激は逆効果の場合もありますが、適度な運動による骨への刺激は骨の成長を促進させる効果が期待できるのです。

骨密度を高める運動種目

骨密度を高める運動として最も適している運動は
●ウォーキング
が最適と考えられております。

ウォーキングは重力の働きによって
●自重が骨への負荷
となり、適量の負荷が骨細胞組織に働きかける為です。

逆に、ハードすぎる運動をした場合は、負荷が強く働きすぎることから、傷ついた組織の修復が追いつくことができず
●逆に骨密度を低下させる事
もあるので、注意が必要です。

尚、スイミングなどでは、水中では浮力が働くことから、骨への負荷が弱くなり過ぎるため効果が薄くなります。

余談ですが、「ヒト」は地上で生活する事を前提に生まれてきた生物です。

ですから、骨密度の維持にウォーキングが適切という人体の働きから考えても
●土の上を歩く
という当たり前の基本動作が、人体の組織にとって、とても大切であるという証と言えるのかもしれません。

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